世話人紹介GREETING

田中 伸幸

第37回 胸部放射線研究会当番世話人
国立病院機構山口宇部医療センター放射線科
田中 伸幸

この度、第37回 胸部放射線研究会の当番世話人を務めさせていただく事になりました、国立病院機構山口宇部医療センターの田中伸幸でございます。

今年の第59回日本医学放射線学会秋季臨床大会は徳島大学の原田雅史大会長のもと、2023年9月15日(金)~17日(日)において、対面とWebのハイブリッド形式で開催される予定です。対面の会場は徳島市のあわぎんホールで行われます。

今回の要望演題は、「非典型的な画像所見を呈した感染症」および「画像にて良性に見えた胸部悪性腫瘍、あるいは、悪性に見えた胸部良性腫瘍」とさせていただきました。COVID-19の出現により、感染症が注目を浴びていますが、一筋縄ではいかないような感染症の画像所見の発表を期待しています。また、後者については、良悪の鑑別は画像診断において非常に重要で、治療介入に多大なる影響を及ぼします。ご自分の施設で経験された、良悪の鑑別が困難であった、あるいは、間違えたような、教訓的な症例を期待しています。

今回の病理コメンテーターには、香川大学 病理診断科・病理部の羽場礼次先生と広島市民病院病理診断科の市村浩一先生にお願いしております。両先生とも胸部領域に力を入れておられる先生であり、適格なアドバイスがいただけると期待しています。

河野通雄記念講演では、神奈川県立循環器呼吸器病センター 岩澤多恵先生に間質性肺炎について、香川大学 室田真希子先生には肺の血管解剖について、講演していただく予定です。領域講習にも指定していただきましたので、是非、聴講していただきたいと思います。

私は、山口県の人間であり、徳島県については、私自身、よく知らない事もありますが、鳴門の渦潮、阿波踊りなどで有名で、阿波尾鶏という、有名な地鶏もあるそうで、現地に行くことを大変、楽しみにしています。全国からふるってご参加いただき、現地で皆様とお会いできることを楽しみにしています。